イギリスの教育専門誌Times Higher Educationが「アジア大学ランキング2018」を発表した。

THEアジア大学ランキング2018
1位は3年連続でシンガポール国立大学。
2位に、昨日のブログで紹介した中国の清華大学が入っています。
日本では、東京大学が、8位にランクイン。

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なお、国内のトップ10は、以下の通り。

＜国内トップ10＞　　※　（　）内は総合ランキングにおけるアジアでの順位
1位　東京大学（8位）
2位　京都大学（11位）
3位　大阪大学（28位）
4位　東北大学（30位）
5位　東京工業大学（33位）
6位　名古屋大学（35位）
7位　九州大学（48位）
8位　北海道大学（55位）
9位　東京医科歯科大学（TMDU）（60位）
10位　筑波大学（63位）

あれ ?　一橋大・神戸大・早稲田大・慶應大がいないゾ
という方の感覚は、正しいです。
実は、大学の国際的なランキングを決めるファクターとして、「論文被引用数」というのが重視されます。つまり、いくら優れた論文であっても、日本語で書かれた論文は引用されないので、評価されません。そういう意味で、理系重視のランキングになります。理系の研究であれば、日本人でも英語で論文を書きますから。文系の…、「日本国憲法の研究」とか、「日本の財政の健全化」とか、「源氏物語の研究」とか、英語で書いても誰も読まないから、英語で書かないわけです（もちろん、引用されませんけど）。
というわけで、文系での評価が高い、一橋大・神戸大・早稲田大・慶應大は、ランキングに入ってこないのです。

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最後に、「世界大学ランキング」で見ると。。。
World University Rankings 2018: results announced

1位　　オックスフォード大学（英）
2位　　ケンブリッジ大学（英）
3位　　カルフォルニア工科大学（米）・スタンフォード大学（米）。。。

10位のチューリッヒ工科大学（スイス）を除き、トップ20をイギリスとアメリカの大学が独占しています。
アジアで最もランクが高いのは、22位のシンガポール国立大学。
中国の名門、北京大学（27位）と清華大学（30位）も上位にラインクインしています。
日本トップの東京大学は、46位です。